「夫婦の愛は、相方が他界して、49日間、思いっ切り泣いて悲しんだら、悲しみから立ち直れる距離間がいい」と、人から聞いたことがある。 だから、仏教の49日の法要は、死別の悲しみとの区切りの日なんだと。 いったい、どんな距離なんだろうね?! 認知症の第一人者と言われている長谷川先生の本「ボケ日和」に、「 妻は夫を忘れ、夫は妻を忘れない」と。 「おっかあ、どこいった?」と、いつまでも探し続ける男性の認知症の方は多いけれど、「おっとう、どこ行った?」と、言い続ける女性の認知症の方は少ないんだとか。 長谷川先生曰く、男性は奥さんに尽くされることに慣れているからではないかと。 その反対に、ご主人に先立たれた奥さんは、解放されて、背中に羽が生えて開放的になる方が多いんだとか。 愛の国フランスには、「ワインと女房は古ければ古いほど味がある」という言葉があるけれど、 フランス人男性の認知症の方は、「Mon amour (モナ ムール / 恋人とか愛しい人の意)、どこ?」と言って、奥さんを探す人は、日本人男性より少ないのかな??? 独身主義ではないけれど、たぶん今世は生涯独身になると思う。 独り暮らしが長くなり、もう人に合わせて暮らすということが考えられないから。 だから、「夫婦の愛」というものを深く知るという体験は、ないんだろうな、、、 「夫婦の愛」というものを深く知ることはないかもしれないけれど、 「恋をしたいけれど、相手に出会わないと言う人は、恋の魅力をもとめすぎているのかもしれません。恋に落ちた後には、もっと長い試練の時期が控えているのに。」 という、アメリカの絵本作家の亡きターシャ・テューダーの言葉が、結婚にも当てはまるんじゃないかなと思っている。 寝食を共にして育つ愛、、、 49日で別離の悲しみから立ち直れる愛、、、 いったい、どんな愛なのかな?! ずっと独身で生きてきたから、「夫婦の愛とは〇〇です」と、話せる体験がないから、今日のおしゃべりはこれで終わることにした (^^)