#コンプレックスが消えた瞬間!「声編」


 

わたしの声って、低くてハスキーというのか、かすれてるの。

だからか、「男性の声みたい」とか、「オカマみたい」とか、言われたりする。

悲しいよ、わたしだって、うつくしい声がほしいよ!


物心ついた時にはすでに今の声。

幼稚園のころに、何度か声が出なくなったことがあって、それが原因なのかな?!それとも、生まれつきだったのかな?!

親もわたしも、生まれつきなのか、声が変わったのか、覚えていない。

 

そんな自分の声、低くてカサカサの声に、コンプレックスを持ったのは、小学校の時。

 

アコちゃんという友だちがいたんだけど、アコちゃんのお父さんに、電話で男の子の声と間違われたんだ。

当時、携帯電話がないから、友だちに電話を掛けるのは固定電話。だから、親経由じゃないと、友だちと繋がらなかった時代。

わたしが「アコちゃん、いますか?」と言ったら、アコちゃんのお父さん、保留にしてくれたらいいのに、電話口で「アコ、男の子から電話だよ~」と。

 

聞こえちゃったのよね~、ショックよ、ショック、子供心にそりゃ深く傷ついたわよ!

 

さらに男子たちには、わたしの「キャャャャ」という悲鳴を、低い声で真似されたり、友だちにも「Kaonは、いたずら電話は掛けられないね、すぐバレちゃうもんね」と言われたり、そりゃ、コンプレックスにもなりますよ。

 

だから、20代ぐらいまでは、そんな自分の声が嫌いで、意識してすこしでも高い声をだそうと努力していたな。かわいいね、女子だね~。

 

社会人になっても、初めて電話で話す人に、「風邪引いてるの?」とか、「すごい風邪だね」とか、「酒焼け?」とか、言われたりしていた。

 その一方で、「その声、好き!」と、言ってくれる人もいたんだよね。

 

えっ、わたしの声が好き???嘘でしょ?!と、思ったっけ。

 

でも、「その声、好き!」と言ってくれた人たちのお陰で、声のコンプレックスがすこしずつ和らいでいったの。

そのお蔭で、コミュニケーションが取れれば、声が高かろうが低かろうが、キレイだろうが、男性みたいだろうがいいんじゃないかと思えるようになったんだ。

 

そして、海外を独りで旅をするようになって、片言の英語なのに、「伝わる!繋がる!分かる!」という体験をして、声が低くて男性みたいな声でも、伝わればいいんじゃないかって、ますます思えるようになったんだ。


だって、日本語がネイティブ同士でも伝わらない時があるのに、片言の英語とジェスチャーでも伝わった!という喜びがあったから (^^)/

 

自分の声が、ウグイス嬢やアナウンサーのような美声じゃなくても、コミュニケーションが取れればいいんじゃないかなと。


恋する者同士は、目だけで愛を伝えたりするしね (笑)。


だから、声にコンプレックスを持たなくてもいいんじゃないかなと、思えるようになったんだ。


そういったって、そりゃ、電話だけで「この人、美人なんじゃないか?」と、思われる声になれるならなってみたいけどね。

 

いまはそんな体験のお陰で、この声でも、まっ、いいかと思える。

人との出会いの中でコンプレックスにもなったけど、人との出会いの中でコンプレックスが消えていったな (^^♪

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